雑談、世間話でネタがなく苦手と思う方は多くいます。
人によっては雑談を恐怖と思う方もいると思います。
何の話をすれば良いのか?
何のネタだと相手と楽しめるのか?
会話ベタだと何を話して良いのか分かりません。
さらに相手がシャイだと、しゃべってくれません・・・
また、突然の会話でネタが思いつかない・・・
特に世代が異なる時は共通のネタなどありません。
世間話でネタは必須です。
慣れている人は雑談をこなしているのでネタは豊富です。
雑談に慣れていないとネタがなく話すことに困ります。
雑談ベタがネタが思いつかなくても雑談で話が盛り上がる方法はないのでしょうか?
この記事では、口下手でも気軽に相手と雑談できる方法を解説します。
口下手でも気軽に雑談する方法
口下手でも気軽に雑談する方法は何でしょうか?
雑談のネタがない人は相手にネタをしゃべらってもらえば良いのです。
雑談に慣れていない人は、まず自分がネタを話すことを磨くよりも、相手にしゃべらせる方法を学びましょう。
とは言ってもしゃべらせる方法なんてあるのでしょうか?
安心してください、あります。
相手にしゃべらせる簡単な法則があるのです。
この法則を学ぶことで、積極的にしゃべらなくても、雑談で盛り上がることができるようになります。
- 相手が自らしゃべってくれる。
- 相手が積極的に話しかけてくる。
- 相手が楽しそうにしゃべり、聞いてもらえるので好かれる。
- 雑談を楽しんだ相手は積極的に次回も話しかけてくる。
ネタを提供することなく、相手に好印象を与えますので、良いことばかりです。
雑談を楽しんでいる人は、これから説明するルールに従って、会話をしているのです。
ルールを知るだけで世間話が楽しくなります。
雑談上手になる方法
慣れていない人が急に雑談が上手になることはありません。
雑談上手になるためには、下記の順番で身につける必要があります。
1.恐怖を無くす
2.聞き役になり、相手にしゃべってもらう
3.こちらから話題を振り、会話を楽しむ
「1.克服する方法」に関しては、前回解説しました。
まだ読んでない方は「1.克服する方法」をマスターしてからこちらの記事を実践しましょう。
今回は、「2.聞き役になり、相手にしゃべってもらう」を解説します。
さらに、次回の解説にて、「3.こちらから話題を振り、会話を楽しむ」 を学ぶと雑談が楽しくなり、出会い、コミュニケーションが楽しくなります。
ぜひ3つをマスターしましょう。
まずは雑談が始まらないと相手はしゃべりません。
聞き役に徹して 相手にしゃべらせる方法
声をかけられやすい人になりましょう
- いつも明るく振る舞いましょう。
- 声をかけられた時、ニコっと笑いましょう。
- 明るく、程よい大きさの声で「はい」と返事をしましょう。
- 優しいトーンで応答しましょう。
- 相手の方へ振り返りましょう。
つまり、声をかけられた時に相手が安心する応答をしましょう。
話しかけた時に反応が良いと相手は安心して会話をすることができます。
相手に明るく返答すると相手は親近感をもちます。
親近感が生まれると、相手はこちらに好意を持ちます。
好意が生まれると相手はしゃべりやすくなり、こちらが黙っていてもしゃべり続けてくれるのです。
相手の方へ振り返りましょう。
たまに声をかけても全く振り向かない方がいます。
とても無愛想に見え、次回は用がない限り話しかけてこないでしょう。
また、振り向き、「ニコ」っと笑うことで相手に敵意がないことが伝わります。
仲の良い人なら別ですが、雑談は基本的に慣れていない人とすることが多いため、安心感を出すことが重要です。
逆の立場になって考えるとわかります
声をかける時、勇気が必要ではありませんか?
雑談、会話の始まりは声をかけるところから始まります。
話しかけた時に反応が悪いと「次回からあまり話したくないな」と思いませんか?
自分だけでなく、相手も考えることは同じなのです。
話しかけられた時に愛想を振る舞っていると、周りは話しかけやすくなり、自ら話しかけなくても話しかけられる回数が増えますので、自然と雑談、会話が増えるのです。
また、相手は自分から積極的に会話をしてきますので、こちらから話しかける内容を考えることなく雑談を楽しむことができます。
声をかけられやすいことは、とてもお得なのです。
会話の返答時に笑いを含める
相手が話していることに笑いながら反応しましょう。
相手は自分の会話の反応を気にします。
こちらが少しでも笑うことで相手は安心し会話に磨きがかかります。
ただし、相手がこちらに怒っている場合は油を注いでしまいますので、その時は例外です。
相手が第三者にすごく怒っていて、こちらの気分が良くない時は少し大きめに笑いながら「それは大変でしたね」と言うと相手も少し笑って落ち着きます。
たまに相手のネタに何と返答すればよいのか困ってしまう時があります。
困ったときは愛想笑いをしながら優しく「どういう意味ですか?」とか聞くと相手を傷つけることなく会話が進みます。
相手のテンションが少し低い時もあります。
会話に笑いを含ませることで相手も少しテンションが上がります。
気分が良くない時にとりあえず笑うと気分が晴れると同じです。
逆の立場になって考えるとわかります
こちらが話しかけている時に相手が黙っていたり暗く「はい」「そうですね」とか反応されると、相手がつまらなそうなので会話を止めてしまいます。
こちらが不満や怒りを話している時は少し興奮してしまいます。
相手が軽く笑ってくれることで「はっ」として、少し落ちついたことはありませんか?
第三者に怒りをぶつけられても迷惑なだけです。
ただし、たまに性格の悪い方で「笑い事じゃない」と起こる方もいます。
そのような方は、相手に迷惑をかける自己中心的なかたなので避けることも考えましょう。
人を選ぶ時の基準にもなりますね。
こちらの気分が落ち込んでいる時に相手が笑うと、何か励まされているようで、「元気をださないと」と思ったことはありませんか?
笑いは元気の源なのです。
積極的にあいずちを打つ、褒める、相手を上げる
- 会話の合間に積極的に「うん、うん」「はい、はい」「なるほど」と返答しましょう。
- 会話の合間に積極的に、頭を振ったりして聞いていることを伝えましょう。
- 相手の会話の内容を褒めましょう。
- 相手の会話から単語を拾ってやんわりとオウム返しをする。
あいずちは重要です。
人は、しゃべっている時に相手が聞いているのか、心配になります。
積極的に相手の話を聞いていることを伝えるためには「うん」「はい」「なるほど」と言うか、顔を立てに振って聞いていることを相手に伝えると相手はしゃべりやすくなります。
また、積極的に聞いてくれる人や、反応の良い人へは、しゃべると心地が良いので、積極的に会話がしたくなります。
「うん、うん」と聞いているだけなので、こちらにネタがない時でも会話が続きます。
相手の会話に少しでも珍しいことや、ちょっとした自慢だった場合、「へー」「すごいですね」と反応しましょう。
また、会話から良いところを見つけて褒めましょう。
「それはすごい体験でしたね」
「それはすごく大変でしたね」
「それはすごく楽しいですね」
と少し大げさに言うと更に効果があります。
相手は鼻高々になりより細かく説明してくれます。
積極的に声を出し、あいづちを打ちにくい時は、頭を立てに振ると良いでしょう。
声を出しにくい場面でも相手に「聞いている」と伝えることができます。
相手の言ったことをオウム返しするのも有効です。
相手は同意してくれたと感じます。
同意してくれたと感じると安心して会話を続けることができます。
オウム返しをする時は、相手が伝えたいキーワードを拾って、オウム返しをすると同調していると感じますので積極的に利用しましょう。
ただし、自分は絶対にそう思っていない等の場合は自分に反する意見なので、その場合はやめましょう。
逆の立場になって考えるとわかります
こちらがしゃべっている時に「うん、うん」「はい、はい」「なるほど」と相手が返答すると、相手はこちらの会話に興味を持っていると感じます。
さらに、「それはすごい体験でしたね」と言われると気持ちも良くなります。
相手の反応が良いと心地が良いので、安心して必要以上にしゃべった経験はありませんか?
相手に積極的にしゃべってもらいたいときは、積極的にあいずちを打つと良いでしょう。
静かな場面、ミーティングなどの会話で自分がしゃべっているときに頭を振って聞いてくれている人がいた時、安心した覚えはありませんか?
人は相手が興味を持って聞いてくれていると、安心してしゃべるのです。
自分の言いたいことを「〜は〜だね」とオウム返しされた時、「相手も同意見だ」と思ったことはありませんか?
また、同意されると自分の意見を安心してしゃべれる空気になりませんか?
相手も同じです。
相手の方を向いて会話をしましょう
- 相手の方を向いてしゃべりましょう。
- 体、顔の両方を話す相手に向けましょう。
- 顔を見て話しましょう。
人が話しかけてきた時に相手の方を向くことは重要です。
仕事などでパソコンに向かって仕事をしている時、ついつい画面をみながら話を聞いてしまいます。
相手の方を向くことで、歓迎しているサインとなりますので、画面を見ないと会話ができない場合を除いて、積極的に相手の方を向きましょう。
相手の顔を見て話しましょう。
相手の目をあまり見てしまうと、嫌がる場合があります。
その時は目ではなく、おでこや鼻、口あたりを見ると良いでしょう。
逆の立場になって考えるとわかります
こちらが話している時、相手がそっぽを向いていると、「聞いていくれているのか?」とか「嫌われているのか?」と考えてしまいます。
また、しゃべっていて心地は良くありませんよね?
相手と話す時は目を見て話しましょうと言います。
実際にじっと見つめられて違和感を感じたことはありませんか?
「何か付いているのかな?」
「何か変かな?」
と感じたことはありませんか?
人によっては目をじっと見つめられると気になる人も多いので、目ではなく顔全体を見るようにすると良いでしょう。
相手との会話を楽しむ
- 会話を楽しむと盛り上がり相手はしゃべる。
- つまらないと思うとつまらなくなる。
- 楽しいと思って会話すると楽しくなる。
内容はともかく相手の話を楽しみましょう。
世間話、雑談はそもそもインスタントな会話なので、「とても楽しい」を期待するものではありません。
つまらない印象の人としゃべる時も、「これから始まる会話はつまらない」と思ってしまうとこちらの反応が悪くなり、相手にもそれが伝わります。結果、つまらない会話になってしまいます。
逆に、最初から「楽しい会話が始まる」と思って会話をすると楽しい反応ができます。
それが相手に伝わることで相手の反応が良くなります。
結果、楽しい会話になるのです。
あまり興味のない人との会話でも、楽しいと普段から思って会話をすると、想像以上に会話を楽しむことができます。
ようは思い込みが会話の楽しさを左右します。
人の脳は不思議で楽しいと思うと楽しく、つまらないと思うとつまらなくなるのです。
逆の立場になって考えるとわかります
自分から盛り上がった会話の場合、後に楽しい会話だった思いませんか?
あまり好きでない人と話す時、ついつい反応が悪くなりませんか?
最初から反応を悪くするともちろん会話はお互いつまらない内容になりませんか?
同じ時間なら、楽しい方がいいですよね?
会話を広げる
- 会話の内容を一生懸命聞く。
- 内容を理解して疑問を持つ。
- 疑問を相手に質問する。
相手の会話をただ聞いていいるだけでは「うん」「うん」で終わってしまいます。
先程の説明のように反応が良いことは重要です。
相手にさらにしゃべらせるためには質問が重要です。
相手の話が終わった時に質問をすることで相手はさらに細かく説明してくれます。
ただし、質問するためには会話の内容を理解することが重要です。
また、内容に少しでも興味を持つことが重要です。
興味を持たないと疑問は生まれません。
興味を持つことは、雑談の幅を広げることに繋がりますので重要です。
会話の内容が始めてだったり、今まで興味を持ったことがない場合は一生懸命聞いて何でも良いので質問を考えましょう。
雑談なので質問の内容は小さくても大丈夫です。
また、その後、本当に興味を持つきっかけになることも良くあります。
雑談では、何でも相手は一生懸命に解説してくれます。
何でも大丈夫です。
小さな疑問を考え、聞いてみましょう。
最後に
雑談に慣れていない人はネタに困ります。
相手にしゃべってもらうことで雑談が楽になります。
これをマスターすることで雑談での沈黙による恐怖がなくなります。
恐怖がなくなり雑談が楽しくなると多くの情報を聞けますので楽しくなります。
雑談が楽しくなると人生が変わります。
ぜひ、今から実践してはいかかでしょうか?