周りのレベルが高い職場に身を置くと自分の無力に落ち込みます。
年上ならあまり気になりませんが、
「すごい後輩」「すごい年下」「すごい新卒」「すごい同僚」
特に、自分の能力が一番低いと、一段と落ち込みます。また、優秀な人だらけだと、さらに落ち込みます。周りのレベルが高いことで自分が小さく見え、居心地が悪く感じるのです。
落ち込む必要はありません。
自分の能力が特別に低いわけではありません。たまたま、周りに優れた人が揃っているだけなのです。もし、レベルの低い環境に身を置いたときは、自分が一番になる可能性もあります。
レベルの高い環境に身を置くと人は成長します。今は、悪くても大丈夫です。後で必ず、その時の苦労が報われます。
後悔することはありません。
この記事を読むことで、落ち込むことなく、前向きに行動できるようになります。
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レベルの高い環境と、低い環境を比較してみましょう
比べてみると高い環境に身を置くことのメリットを理解できます。
レベルが高い環境
レベルが高い環境だと、自分の能力が引き上がります。能力のある人の仕事や行動を観察して、学ぶことができるのです。また、指摘されることで自分の意識が改善され、能力が向上します。
人は一緒にいると似る
人は一緒にいると行動や考え方が似ます。一緒にいると嫌でも性格が似るのです。そして、いつの間にか能力の高い人と同じ行動をするようになるのです。
例えば、相手が普段から定時後にセミナーへ行ったりすると、「自分もしなくては」と思ったり、セミナーへ一緒に通って学んだりします。優秀な人と一緒にいると、知識と行動が身に付き、気付くと同じように行動するのです。
レベルの低い環境だと、気分は良くても成長はしないですね。また、レベルの低い人は自ら学ばず常に遊んでいるので、自分も一緒になって遊ぶことが予想されます。
優秀な人はお手本になる
優秀な人は、常にお手本になります。お手本は本当に重要で、会える機会は多くはありません。お手本がある場合は、それを真似て向上するのは簡単です。仕事をしながらセミナーに通っているのと同じなのです。できる人から仕事を教わったり、見て学んだりすることで、とても重要な知識を得ることができるのです。
もし、周りに優秀な人がいなかった場合は、変わらぬ毎日を過ごすだけです。給料を貰いながら最高の教育を受けることができるのです。
成果物の品質が上がる
優秀な人の成果物と自分の成果物を比べることができます。自分の成果物と比べると、分かりにくかったり、質が低いことに気付くでしょう。質を上げるチャンスだと思い、学んで品質を向上させましょう。
優秀な人の成果物は最高のお手本です。優秀な人がいるからこそ、見ることのできる成果物です。積極的に読解して疑問なところを質問しましょう。とても高い知識を得ることができるでしょう。
会話を聞くだけで勉強になる
レベルの高い会話は、質が高く話しているだけで多くのことを学べます。また、レベルの高い会話は頭を使い、考えます。考えることは自分にとって成長する機会になります。
他に、できる人が参加する会議では、発言や発表を聞くことで、多くの情報を得ることができます。間違いなく、その中に自分の足りない知識が含まれているでしょう。
そして、自分の足りない知識や課題を発見した時は、積極的にメモを取り、調査や実践の課題としましょう。給料を貰いながらセミナーを受けているイメージになります。
自分の課題を知ることができる
優秀な人と一緒にいると、自分の課題を知ることができます。相手が出来て、自分には出来ない事を知ることができます。課題が分かることはとても重要なことです。それをすれば必ず成長するからです。どうすれば自分は仕事ができるようになるのか悩むことは良くありますね。
徹底的に、優秀な人が持っていて、自分に足りない部分を洗い出し、徹底的に学びましょう。足りない部分は本などで勉強し、積極的に優秀な人に疑問を聞いてみましょう。ただし、事前知識なしに、ただ教えてくださいだと学びが小さくなりますので、事前に学ぶことは重要です。優秀な人ほど普段から学んでいますので、自ら学ばず、ただ「教えてくれ」と言う人には少々冷たいことも多いので気を付けましょう。
レベルが低い環境
人は一緒にいると似る
周りのレベルが低いとその環境が普通になり、成長しません。周りのレベルに合わせてしまうため、自分の能力が下がってしまうのです。仕事の成果もそのレベルに合わせるだけで十分に評価を貰えるので、力を抜いて仕事をしてしまいます。また、自分より高い人がいないので、普段から学ぶ課題がありません。よって、成長することがないのです。そして、何年も過ごしてしまうと、他の環境にいる人に差をつけられるでしょう。
勘違いする
周りのレベルが低いと人は天狗になり、勘違いをします。そして、自分がとても優れていると勘違いし、威張ったり、天才だと思うことで、自ら学ぶことは無くなり、だらだらと過ごしてしまうのです。
その環境では確かに自分のレベルは高いですが、外にでればとても低いでしょう。そして日々、他の人との差が大きくなります。
成長しない
その環境では自分はとても優れているので、能力のある人と比較することができません。よって、自分の課題を知ることができません。もちろん課題が分からないので、何を学べは良いのかが分からず成長しないのです。
レベルの低い人は、低いレベルで仕事をします。もちろん成果の質も低いです。質の低い仕事をするのは楽です。人は楽な方、楽な方へと行動します。よって、どんどん自分のスキルが下がります。
レベルの低い環境だと、普段から同僚は、自分の好きなことだけをしています。また、その話を周りに話し、聞くことで自分も一生懸命に遊んでしまいます。優秀な人は定時後や休日も勉強をしています。優秀な環境であれば、自分も負けずと勉強します。レベルの低い環境は、余暇をだらだらと遊んで過ごしてしまうのです。
前向きに行動する方法
ネガティブになるのはやめましょう。レベルの高い環境は本当にお得です。克服する方法を考え、実行し成長しましょう。
ではどうしたらよいでしょうか?
目の前のタスクに集中する
今の状態をくよくよしても仕方ありません。周りがすごいのは事実です。まずは受け入れましょう。ネガティブになるより、どうしたら皆に追いつけるかに切り替えましょう。
良い例
周りの目線や、余計なことを考えるのを止め、目の前の課題をどうしたらこなせるかだけを考えましょう。つまり、とにかく目の前のことに集中し、仕事を片付けることだけに集中しましょう。
体裁を考えずに行動しましょう。周を気にすると「こんな事聞いていいのかな」「仕事との邪魔になるから聞けたない」と考えてしまいます。そうではなく「どうしたら仕事が進むのか」を考え、進むなら体裁を考えずに行動しましょう。
会議や話し合いに集中し、分からない内容をメモするか、その場で聞きましょう。聞くタイミングが無いか、あまりにも基本的すぎる内容の場合は、まずは自分で調べる習慣を見に付けましょう。また、分からないことは後回しにせず、他の作業を止めてでも調べましょう。後回しにすると忘れたり、熱意が冷めたりします。また、少しの調査では理解できない内容の場合は、今後、学びの課題とし、余暇を見つけて本を読むなど積極的に学びましょう。
能力のある人を羨んだりすることなく、相手を認め、積極的に良い所を真似たりして学びましょう。また、相手が積極的に利用している知識の場合は積極的に学びましょう。
また、相手の良い部分を知るには、相手を積極的に観察することも重要です。会議などの場面で「ぼーと」することなく積極的に目の前の事に集中し、能力のある人は、「なぜ、そういう言い方をしたのか?」「配られた資料をよく読み、なぜ、そのような書き方をしたのか?」など考えることが重要です。
悪い例
自分の脳力のなさに、くよくよしたり、怒ったりするのはやめましょう。仕事に集中できず、1日イライラする人もいます。時間の無駄です。そんな時間があるなら、「どうしたら、目の前の課題をこなせるのか?」を考えることに集中しましょう。
たまに「嫌いな人なのでコミュニケーションを取りたくない」と言う人がいます。コミュニケーションを取らないと仕事は進みません。「どうしたら、目の前の課題をこなせるのか?」をよく考え、逆に嫌いな人とコミュニケーションを取るだけで仕事が進むなら、むしろ嫌いな人とのコミュニケーションは大歓迎となります。
くよくよしたり、怒ったりすると、最初は心配してもらえるかもしれません。ただし、やがて、周りは呆れて、無視されたり、最後は追い出されることもありますので注意しましょう。出来が悪くてもくよくよしている人より、前向きに頑張っている人の方が見ていて気持ちがいいですね。明るく全力で取り組みましょう。明るく全力で仕事をこなしていると周りは助けてくれます。
たまに、「重い腰が上がらない」と言う方もいます。こんな時も、重い腰を上げるだけで仕事が進むと思えば簡単なことになります。つまり、「どうしたら、目の前の課題をこなせるのか?」の方法さえ思いつけば課題はクリアしたも同然なのです。
聞きたくない
体裁をなくす
相手が年下や後輩だと聞くのが恥ずかしく感じる時もあります。
知らないのは当たり前です。
聞いて相手を尊重することで相手は説明が心地が良くなり。優しく教えてくれます。また、お礼などを言うことでさらに面倒を見てもらえます。
積極的に質問しましょう。
年下、後輩から聞きたくないなどと考えず、積極的に学びましょう。
聞いて学ぶことで必ず追いつくか、抜くことができます。
基本的なことなので聞きたくない
一瞬の恥より将来の成長に目を向けましょう。聞かないと仕事が進まないのは最悪です。必ず聞いて前に進みましょう。ただし、聞く前にネットなどで少しは調べましょう。調べた結果すぐに答えが出ない場合、聞くと良いでしょう。
嫌いない人なので話したくない
感情を無にして淡々と会話して必要なことだけを話しましょう。業務的に必要な会話だけをすることで、紳士に対応しましょう。紳士に対応することで、淡々とコミュニケーションができます。何か嫌なことを言われても淡々と会話をして、その場を終わらせましょう。
怖いので聞けない
常に怒ったり、イライラしている人がいます。質問することで怒られたり、嫌味をいわれても「すいません」と軽く受け流しましょう。攻撃的な会話は受け止めるとイライラします。場合によっては喧嘩になることもあります。冷静にスルーして淡々と必要なことだけを聞き会話を終わらせましょう。
声が大きく押しの強い人の場合
声、テンションのトーンを一定に保ち冷静に対応しましょう。声が大きく攻撃的な人の場合でも反応せず、冷静に返答しましょう。冷静になることで頭が回転し、相手の声に負けることなくコミュニケーションを取ることができるようになります。慣れれば普通の人と話している感覚と同じように会話をすることができます。
まとめ
自らレベルの高い環境を選びましょう。周りを気にせず、全力で取り組み仕事を終わらせると達成感と快感を感じることができます。
周りにすごい人がいると、本当に成長します。その瞬間はとても落ち込みますが、必ず後で「良かった」と振り返ります。自分のできなさに落ち込んだりすることもありますが、数ヶ月もすると周りと同じレベルで仕事をこなせるようになります。目の前の仕事に集中して劣等感を忘れましょう。
レベルの低い環境に長くいると、時間だけが経ち、歳をとっているわりには成長していない自分に気づきます。歳を取ったからもう遅いわけではありません。今からでもすごい人に囲まれて学ぶことで間違いなく成長し取り返すことができます。どんどん聞きいて学びましょう。頑張っていると周りが応援してくれます。