人は常に他人と比較します。
職場、学校、同僚、家族、友人、近所の人
- 先に出世した人
- 点数が高い人
- 上司に褒められる人
- 頭の良い兄弟
- 年収の高い人
- 良い家に住んでいる人
など、きりがありません。
周りと自分を比較して、自分より優れている人と競争するのは時間の無駄です。
比較する必要はあるのでしょうか?
他人と比べる必要はありません。
能力は多種多様です。
相手とピンポインで比べても意味がないのです。
比べたとしても何を基準に比べるかで勝敗は変わります。
全てが完璧な人は、いないのです。
人は多種多様で、得意なことは違います。
また、成長するスピードも違うので、争ってもしかたがないのです。
争って学ぶより、相手と協力して、互いに学び合い、成長した方が効率が良いのです。
学生の頃、試験で何位だとか、比べるのが教育であったため、皆さんの思考はすぐに競争になっているのです。
どうしたら、比較せず、自分を磨き、成長することができるのでしょうか?
人に勝つことを目標にすると
相手に勝つことを目標にするより、自分が磨きたいことに集中しましょう
相手に勝つことを目標にすると、人生の目標を見失います。
勝つことを目標にしてしまうと、勝つための努力をしてしまうのです。
最悪の場合、世間のルールを犯してしまうこともあります。
一番肝心なことは、勝つことではなく、自分が成長することです。
自分が成長すれば、結果は後から付いてきますので、競争で出世に勝つのではなく、実力で出世をするのが賢明です。
「相手を陥れること」を考えるより、目の前の仕事の質を上げたり、勉強して知識を付けたりする時間に費やすことが大切です。
またその方法で勝っても、将来の役には立ちませんし、最悪の場合、その性格の悪さが周りに伝わり将来の仲間を失います。
すぐ「競争、競争」と言う人は面倒ですね。
人は競争より、協力で成功した方が感動が大きくなるのです。
さらに、勝つことが目標になると、将来全く役に立たないことで争うことになるので、役に立たないことを必死で学んでしまいます。
自分の芯の目標と目的を考えて、自分を磨くことがとても重要です。
目標にないことを相手と争って磨くより、自分の目標を磨きましょう。
できる相手は味方にしよう
できる相手とは競争するより味方にしましょう。
相手と争うことに時間を掛けるより、負けを認めてしまいましょう。
競争するよりも相手と仲良くなり、相手の得意な技術を教えてもらう方がよほど効率が良いでしょう。
自分は目標を磨き、できる人からは不得意なことを学ぶことで、2倍の効果になります。
敵視してギスギスするより、お互いに得意なことを教え合った方が効率が良いのです。
また、協力し合ったことで仲良くなり、将来一緒に大きな仕事をするチャンスにつながるでしょう。
協力し成長することを目標としましょう
「悔しいから教えてもらいたくない」と言う方がたまにいます。
既に自分の中で競争しているから、そういう考えが浮かぶのです。
そのような競争は、プライドや体裁ではないでしょうか?
会社で考えてみましょう。
会社には多くの部門があり、その分野のエキスパートがいます。
例えば、営業の人が技術者の人と比べて「あいつの方が技術力が高いので負けた」と考える人がいないのと同じです。
営業の人は恥とか考えずに積極的に技術の人に情報を聞きます。
同じ部署でも多種多様な能力の人がいるからこそ、皆んなで助けあって仕事をしているのです。
「食品に詳しい人」「薬剤に詳しい人」と得意なことは、人それぞれ異なります。
悔しい、恥ずかしいから聞かず、調べていたら時間がもったいないです。
また、本などで経験は学べません。
競争するよりも、仲良くなってお互い情報を交換し合えば、お互い成長するのです。
競争しても、その会社での出世には影響はあるかもしれませんが、将来、外へ出た時には知識と成長が次の会社では重要になります。
相手と協力し、互いに良い所を学んで、お互い成長することを目標としましょう。
学び方
まずは情報、知識を提供する
相手が自分より知っている分野は積極的に学び、自分が得意で知識のあることは積極的に伝授しましょう。
ただ、相手に最初から「教えて」と言っても、人によっては、教えてくれないこともあります。
最初は、こちらから惜しみなく情報や知識を提供しましょう。
教えてもらった人はお返しに、こちらが必要な情報や知識を提供してくれるでしょう。
もし、とても性格の悪い人でお返しがない場合でも「この野郎」とは思わないことも大切です。
情報を伝授していることは周りに見られているので他の人が代わりに助けてくれるでしょう。
まずは、このように情報を提供することで互いに助け合う文化をまずは作ると良いでしょう。
また、お互い情報を気兼ねに伝授し、一緒に考えてくれる人の場合は積極的に仲良くなりましょう。
そういった協力ができる仲間は、末永く仲良くしましょう。
小さな成長の積み重ね
大きな成長よりも、小さな成長の積み重ねが重要です。
人は大きな成果をすぐ求めます。
大きな成果は、でるまでに時間がかかります。
まずは、小さな成果を多くこなし、成長を感じることで、モチベーションを上げ続けることが重要です。
そして結果、大きな成果になるのです。
自分のペースで、少しでも「過去の自分より、今の自分は成長した」と感じることが重要です。
続けるには、やる気、モチベーションがとても重要です。
また、自分が駄目なところは認め、人から積極的に学び成長しましょう。
自分の苦手な能力なのです。
認めず学ばないと一生、成長しません。
駄目な部分は早く克服し、次の成長へとつなげましょう。
苦手な能力は認めて、相手から学んだり、相手に任せて、自分の得意な部分を伸ばすことに集中したほうが効率的です。
1日は24時間しかなく半分以上は働いているので、学ぶ時間もあまりありません。
時間を無駄にせず、自分が好きで、伸ばしたい能力を学んで人に貢献したほうが楽しいので、モチベーションが上がり、人は成長するのです。
また、人に教えるとその知識がさらに増しますね。
成長すれば勝手に成功が付いてきますね。
若い部下からも学べます
例えば、あまり活躍のしていない部下や同僚がいたとします。
恐らく皆さんは、その人のできない部分だけを見ていると思います。
しかし、目線を変えて、その人の良い所を探すと、自分より良い所を多く発見できます。
仕事はできないが、コミュニケーション能力は抜群だとか。
いろいろな発見があります。
また、隠れた才能を持っているかもしれません。
能力の高い人がいない・・・
たまに「周りにすごい人がいなくて、刺激がない」と言う方がいます。
トータルではすごくなくても、ピンポイントで探すと良いところを多く見つけることができるます。
人のピンポイントですごい所を探して集めると、自分よりとてもすごい人が出来上がります。
そのように、自分より良い部分を他人から学んで、自分の物にすることで、大きく成長することができるのです。
最後に
人と比較しない。
敵視するより、互いに協力できる相手にすることが重要です。
今日から人を見る目が変わりました。
相手の良い所を探して積極的に学び、小さな成長を積み重ねることで、大きな成功へとつながるでしょう。