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眠れない、寝付きが悪い、身体を観察すると快眠に改善する – カウンセリング道場

寝付きが悪い、眠りが浅い、眠い、寝れない。

快眠するための手段を紹介します。

実際の状況を対話形式で解りやすく解説しますので理解しやすでしょう。

不安や悩みがあると眠れないことってよくありますよね。

いろいろな対応方法を試したが上手くいかない。

人には体質、その時の状況で合う合わないがあります。

いろいろと試しては効果のない方でも、この方法だと上手く行く可能性があます。

今回の方法を試すのに多くの時間は掛かりませんので是非、お試しください。

まずは駄目元でやってみるのはいかかでしょうか?

ある日

師範
仕事は順調か?
生徒
ええ、それなりに。
ただ、最近、寝付きが悪くてよく眠れないんです。
師範
なるほど。
途中で目が覚めたりするかな?
生徒
目も覚めます。
いちど覚めるとまたなかなか寝付けません。
師範
なるほど。
現代病でよくある軽い睡眠障害じゃな。
生徒
体はとても疲れていて、とても眠いのですが頭が冴えてしまうのです。
師範
人は心配事や悩みがある時、布団の中で目を閉じると色々と考えてしまうからな。
生徒
そうなんです。
雑念が頭の中に浮かんで、時には興奮してしまうのです。
先生、何か良い快眠方法はありませんか?
師範
よしよし、では簡単で気楽に試せる「身体観察快眠法」を教えよう。
生徒
ありがとうございます。
師範
睡眠を改善するための方法の1つだと思って試すとよいじゃろ。
方法のひとつなので他の方法と組み合わせてもよいぞ。
例えば、布団に入る前に「瞑想」、布団に入って「身体観察快眠法」という感じ、じゃな。
生徒
ぜひ、なんでも試させてください。
師範
先に確認じゃが、「寝過ぎ」ではないな。
生徒
いえ、むしろあまり睡眠が取れていないと思います。
師範
昼寝が長いとか?
生徒
いえ、仕事が忙しく昼寝する時間は取ってません。
師範
次に、日々の睡眠のサイクル、つまり「寝る時間」「起きる時間」が極端に異なることはないか?
生徒
いえ、仕事があるので毎日7時に起きます。
師範
よし、寝過ぎで眠れないのは論外なので確認したが、体は疲れていて眠いのに眠れないのじゃな。
生徒
はい、そんなイメージです。
師範
よし、では、「身体観察快眠法」を教えよう。
夜になったら家を尋ねるので教授してやろう。
生徒
ありがとうございます。

 

師範
まずはいつも通り布団に横になり、自分が一番リラックスできる体勢になる。
生徒
上向き」と「横向き」はどちらが良いですか?
師範
できれば「上向き」が良いが、どちらかと言うとリラックスすることが重量じゃ。

※ 一般的に「上向き」の方が快眠に最適と言われていますが、最初はこだわらず自分が落ち着く方を選びましょう。なれてきたら「上向き」も試してみましょう。寝るためのコツはリラックスすることです。

生徒
普段「横向き」で寝ているので「横向き」にしました。
師範
では部屋の電気を消すぞ。
部屋は暗いほうが眠りが深くなるのじゃ。
生徒
はい
師範
どうじゃ、眠れそうか?
生徒
うーん、いつも通り体は疲れているのですが、頭の中は雑念でいっぱいです。

※ 人は今日1日のことで頭がいっぱいで興奮しています。また、明日のことでソワソワすることもあるでしょう。さらに、不安事がある時は頭の中が不安でいっぱいになります。明日、旅行の時は、明日の楽しみで興奮し、忘れ物をしないかで不安になりますね。

師範
大丈夫じゃ。次に、目は閉じないで開くんじゃ。
生徒
え、閉じないんですか?
師範
目を閉じると頭の中で色々と考えてしまうんじゃ。
疑うなら両方試してみると良い。

※ 人は目を閉じると雑念が湧いてきます。目を開いて目の前の物にを見ることで集中し雑念をなくしましょう。

生徒
わかりました、今日は開きますが、後で閉じた場合も試してみます。
師範
よしよし、もちろん試した結果、自分は閉じたほうがよく眠れるとなれば閉じても良いぞ。
体質は人それぞれなのじゃ。
生徒
わかりました。ただ、目を空けていますが、暗いので閉じているのと変わらない気がします。
師範
そうじゃな、真っ暗なのじゃが、慣れてくると部屋は完全に真っ暗ではないので微妙に何か見えたりせんか?
生徒
そういえば目が暗闇に慣れてきてかすかに何か見えます。
また、充電器の小さな明かりも見えます。
師範
よしよし、ではそれを見つめてみよう。
生徒
はい
師範
集中して見つめていると頭の雑念が収まってこないか?
生徒
そういえば、目の前の小さな明かりに集中しているせいか雑念が消えました。
師範
じゃろ、実は眠れない原因のほとんどが頭の興奮なのじゃ。
頭で考え事をしてしまうと不安、怒りなどが発生して興奮してしまい目が冴えてしまうのじゃ。

※ 雑念を無くすために目を開いて目の前に見えている物に集中します。集中する物体がある方が集中力が高まります。

生徒
そういえば、すこし頭がぼーとしてきました。
師範
よい傾向じゃ。

※ 特定の箇所を意識して見つめましょう。見つめることに集中してください。できれば小さな明かりを見つめると集中しやすいでしょう。集中することで頭の中の雑念を追い払います。

師範
では次に、身体を観察するぞ、
生徒
はい
師範
まずは頭に意識を持っていく。
生徒
はい
師範
どんな感じじゃ?
生徒
今まで気づかなかったのですが、頭にすごい力が入っている気がします。
師範
そうか、そうか、よくあることじゃ。
無意識に人間は興奮すると体に力が入ってしまうのじゃ。
生徒
こんなに力が入っているのに今まで気づかなかったなんて不思議な感じです。
師範
そうじゃな、普段、頭に力が入っているかいちいち確認しないからな。
では力を抜いてみよう。
生徒
あれ、難しいですね。
師範
そうなんじゃ、今まで頭に力を入れたり抜いたりしたことがないと抜き方が分からないじゃ。
でも大丈夫、力が入っている部分に集中してリラックスしてごらん、だんだんと抜けてこんか?
生徒
本当に少しづつですがなんか抜けてきた気がします。
それから、だんだんと抜き方がわかってきました。
師範
おー、素晴らしい。
生徒
すごい、ほとんど抜けた感じがします。
師範
おー、理解が早いのう。
生徒
凄いです。
ものすごく頭が楽になりました。
また、頭がとても軽くなりました。
これだけでとてもリラックスできます。
最高です。
なんかまだ寝付きが改善されたわけではないですが、これだけでとても体が軽くなった気がします。

※ 少し大げさに書きましたが、始めて無意識に頭に力が入っていることに気づいた方は皆さんこのように反応します。

師範
嬉しいのう。
快眠のコツは体をリラックスさせることなんじゃ。

※ 普段意識したことのない方はまさか頭に力が入っているとは考えたこともないでしょう。実は緊張や興奮で自然と頭に力が入ってしまうのです。

生徒
次お願いします。
師範
よしよし、では次は頭から顔へ集中を移動してみよう。
生徒
あー、顔にも力が入っています。
師範
人は毎日緊張して生活しているので顔に力が入りこわばっているのじゃ。
生徒
顔の力も抜いてさらに体がリラックスしてきました。
師範
よしよし、次は、目、鼻、口、あご、首、手、手首、と細かく同じことを続けるのじゃ。
生徒
はい
師範
どうじゃ
生徒
「ぐー」「がー」「ぐー」「がー」
師範
・・・、おー寝てしまったのじゃな。
明日感想でも聞くか。

次の日

師範
睡眠の方はどうじゃった?
生徒
すいません、気づいたら朝でした。
師範
いいんじゃ、いいんじゃ。
眠れてワシもうれしいぞ。
生徒
実は少し疑って駄目元でやってみようとやってみたんです。
すいません。とても効果がありました。
師範
いいんじゃ、いいんじゃ。
不眠の原因の多くは、頭が興奮していることなんじゃ。
頭が興奮することで頭に力が入り、体に力はいり目が冴えてしまうのじゃ。
よって、頭、体の力を抜き、一点を見つめることで頭の興奮を抑えると眠りやすい状態に入れるのじゃ。
生徒
なんか今日はとても頭が冴えていて仕事に集中できました。
師範
よし、よし。
生徒
今日から毎日つづけます。
ありがとうございました。
師範
また何か困ったことがあったら来るんじゃぞ。
生徒
ありがとうございます。