「できる人」と「できない人」との差は何でしょうか?
頭のいい人は「回答が早く」「説明がうまく」「説得力があり」「落ち着いて」話します。
また、常に目の前の会話を真剣に聞き、考えて返答しています。
さらに議題によっては既に考え済みで、意見を持っています。
どこで差が付いたのでしょうか?
実は「少しだけ考えること」が違うだけで、特別なことはしていません。
この記事では、頭がいい人の日々の行動を解説します。
解説を読み、同じように行動することで、頭がいい人と同じように行動できるようになります。
日々の行動で差がつきます
できない人の行動と思考
- 言われたことを何も考えずに、そのまま行動してしまう。
- 考える前に質問をしたり、口に出してしまう。
- 深く考えていないので、突っ込まれると黙ってしまい、何も言えなくなる。
- 話し合いで、自分の意見をうまく説明できず怒り出す。
- 常に何も考えずに、同じ行動をしている。
- 問題に直面した時、解決方法を考えることから逃げてしまう。
- イライラした時、相手のせいにして済ませてしまう。
すぐに怒る人は、返す言葉が浮かばず、説明できない人がほとんどです。
話し合いの場で怒る人がいる場合、話し合いにならず討論も進みません。
イライラした時に「なぜ、イライラしたのか」を考えると、ほぼ自分の欠点が理由です。
頭のいい人の行動と思考
- 普段から周りの物事に気づき、「なぜそうなのか」を考え、自分は「どう思うのか」の答えを持っている。
- 考えたくない議題でも向き合い、結論を出し解決する。
- 自分意見や考えを持っているため、何の話題になっても、すぐに意見が言える。
- 頭の中でも疑問が発生した場合、理由と解決法を考えて答えを出す。
- イライラした時、理由と解決する方法を考える。
このことを日々、繰り返し、頭を訓練しています。
新しい課題の場合は、その場で考え、返答し、以前に解決した内容の場合は即答できるのです。
日々の行動を変えましょう
今からでも遅くありません。日々の行動を見直し、考える思考に変えましょう。
- 周りを観察し、多くの物事に関心を持つ。
- いろいろな物事に疑問を持ち、考えて結論を出す。
- 知らないことや疑問を、ネット、本ですぐに調べる。
- 調べた結果を徹底的に考える。なぜそうなのか? それは正しいのか?
- 調べた結果をうのみにせず、考えた結果を自分の意見として持つ。
- アウトプットをする。観察した結果から自分の意見を持つまでの経過や、調査結果を文章にまとめる。
- 次回その話題になった時、自分の意見を積極的に発言する。
- 人の意見を積極的に聞き考える。また、いい意見は取り入れ、疑問な事は調べたり、質問をする。
具体例
生活の中での例を、説明します。
周りを良く観察し、多くの物事に関心を持ちましょう
考える課題はたくさんあります。
まずは疑問を持ちましょう。
では、簡単な例から始めましょう。
- 歯を磨く時
- 顔を洗う時
- 駅まで歩く時
- 電車を待っている時
- レジの待ち時
このように、普段の生活の中で考える事から始めましょう。
最初はなんでも大丈夫なので、小さいことから始めましょう。
小さい問題を解決することは、観察に慣れることです。
慣れたら徐々に大きな課題を考えることができます。
疑問に思いましょう
例えば歯を磨いている時、他のことを考えながら磨いていると思います。
まずは歯磨きに集中し観察することで、疑問を持ちましょう。
- この歯ブラシは自分に合っているのか?
- この歯磨き粉は自分に合っているのか?
- 歯ブラシの硬さはちょうどいいのか?
- もっときれいに磨ける歯磨き粉はないのか?
- 磨き方は正しいのか?
なんでも大丈夫です。
最初は、なかなか思いつかない方もいますが、こなすことで上達しますので心配はいりません。
毎日「何かに疑問を持ち考える」と決めることで、上達しますので心配しないでください。
調査しましょう
知らないことや疑問を、ネットや本で調べましょう。
- 正しい歯ブラシの選び方
- 正しい歯磨き粉の選び方
- 正しい歯の磨き方
まずは、基本的な方法を学び理解します。
調べた結果を徹底的に考える。なぜそうなのか?、それは正しいのか?
理解した内容に対する自分の意見を考えましょう
- 調査通りに歯ブラシを選んで使ってみたが自分には硬い。
- 調査通りに歯磨き粉を選んで使ってみたが後味が悪い。
- 正しい歯磨きの方法だと自分の歯の形だと痛い。
- なぜ、その歯ブラシなのか?
- なぜ、その歯磨き粉なのか?
- なぜ、その磨き方は正しいのか?
そのまま受け入れるのではなく、疑問に持ちましょう。
疑問が乏しい時は
- 別の見方はないのか?
- 別の意見はないのか?
と自分に問いかけましょう。
考えた結果の自分の意見を持つ。
考えた結果を調査したり、試してみましょう。
- あえて正しくない歯ブラシを使ってみる。
- あえて正しくない歯磨き粉を使ってみる。
- あえて正しくない歯の磨き方をする。
その答えが自分に合っているかを試します。
合っている場合は受け入れ、合わない場合は受け入れるのをやめましょう。
こうすることで、世の中の意見ではなく、自分の意見を持つことができます。
アウトプットする。観察から自分の意見を持つまでの経過を文章にまとめる。
ここまでは考える力の訓練でした。
さらに、アウトプットすることで考える力が上がります。
アウトプットすることで、頭の中が整理され、自分の意見として言葉で分かり易く説明できるようになります。
アウトプット能力が上がると、頭の中が整理され、しゃべる力、プレゼン能力、説得力が上がります。
頭のいい人はなんでも作業後に頭を整理して文章にまとめています。
作業した内容、反省文などを書くことで頭が整理されます。
そして、次回に似たような作業が発生した時のマニュアルになります。
気付き、疑問、考案、結果までを文章に書き出しましょう。
最高なのは簡易論文、プレゼン資料のようなアウトプットが好ましいですが、最初は簡単な日記の形式で問題はありません。
最初はアウトプットの内容が乏しいこともありますが、こなすことで上達します。
気にするのはやめ、毎日実践しましょう。
まとめ方を考えることで、考える能力が上がります。
次回、その話題になった時に、自分の意見を積極的に発言しましょう
こうして文章にまでまとめることで、頭に良くインプットされます。
次回その話題になった時、積極的に自分の意見を言えます。
また、既によく考え、文章にまとめていますので、分かりやすく説明することができます。
最後に
言い方に注意しましょう
たまに頭の回転が良く、確かに正しいことを言っているのですが、言い方がとても悪く、相手を見下した言い方をする人がいます。
正しい意見でとても分かりやすく説明しても、相手が受け入れなかったら意味がありません。
意見は相手に伝わり、受け入れてもらうことに意味があります。
意見を言う時は、冷静に感情を抑え、相手に受け入れてもらえる言い方をしましょう。
言い方の上手なやり方が分からない場合は、周りを見渡して、上手な人を観察して真似てみましょう。
まとめた知見を保存して参照しやすくしましょう
まとめた内容をパソコンやスマホに保存し、いつでも参照できる環境を作りましょう。
スマホを利用して、思いついたら、すぐにメモを取れる環境を整備するといいでしょう。
知見をためることで、忘れた頃に同じ疑問に遭遇した時の知見になります。
人の脳は繰り返すことでインプットされます。
1度や2度では記録しないと忘れてしまいます。
同じような事に出くわした時、記録した文章を読み返して、再び考えることで頭にインプットされます。
毎日の小さな積み重ねが将来を大きく変えます。
今から始める事が重要です。
この小さな積み重ねが、数年後に大きく自分を成長させるのです。